今日は楽しいことがありましたか?
それとも悲しいことがありましたか?
怒ってしまった人もいるかもしれませんね。
心理学では、感情の成り立ちについて2つの有名な説があります。
今日はそれをご紹介します。
「泣くから悲しい?」「悲しいから泣く?」2つの考え方
感情についてはジェームス=ランゲ説とキャノン=バード説という2つの説があります。
心理学では基本的に、刺激があってそれに対する反応までの間について考察します。
①ジェームス=ランゲ説
刺激に対して体が反応し、後から感情が生まれるという理論です。
・映画を見ていて、泣いている自分に気づいた途端に余計に悲しくなる。
・相手をからかおうと思って、怒った表情をしていたら、本当に腹が立ってきた。
こんな現象が起きます。
②キャノン=バード説
刺激が脳の大脳皮質に伝達され、感情が生まれ、視床下部に伝達され身体反応が起こります。
感情の発生と生理的反応は同時に起こるとされる理論です。
ジェームス=ランゲ説と比べてみると、映画を見ているときに「悲しいから泣く」という説明ができます。
ちなみに感情の2要因説なんてものもあり、解釈は人それぞれ・・・ということも言われています。
感情がどこから生まれるのかは、いまだに不思議なものなのです。