自己肯定感の続きです。
自己肯定感の反対側にあるのが自己否定です。
今日は自己否定をやめるためのおはなし。
自己否定とは?
自己否定にはいろいろな見方があり、そのスタートは哲学からといわれています。
今あるものを否定することで、自分自身を発展させていくことができるという考え方。
自己否定なしに、新しい概念は生まれないとするものです。
自己肯定感と関連付けると、その逆の位置にある概念になります。
「どうせ自分なんて・・・」
と、ネガティブになっている状態を指します。
自己否定はちょっとした失敗や対人関係のすれ違いのときに、顔を出します。
例えば仕事でミスをしたとき
「あんなミスをするなんて、自分の確認が足りなかったせいだ。人に迷惑をかけるなんて、自分はダメな人間だ。」
そんなふうに、ミスそのものではなく自分を否定してしまうことがあります。
つい、このように考えていないかを振り返ってみてください。
自己否定をしてしまう要因
自己否定が癖になってしまっている人は、これまでの環境がそうせざるを得ないものだったのかもしれません。
①幼少期の環境
親など、身近な養育者に否定を繰り返されたり自分の考えではなく大人の考える行動を強いられたりすると、自分で考えて行動することに否定的になってしまいます。
②学校教育の影響
学校教育では、他の生徒と比較して評価される場面が多くあります。
それが発展を生むこともありますが、自分自身の考えを否定するきっかけともなり得ます。
③挫折経験
挫折や失敗を経験すると、その後は自己否定に陥りやすいといえます。
一時的にでも自己肯定感が低下するといえるでしょう。
まずは自分の状態をとらえて
今の自分が自己否定に陥っていないか、どんな考え方をしているか、客観的にとらえる習慣をつけましょう。
出発点が「自分はダメな人間だ」ということだとしたら、なぜそう感じてしまったのか、具体的には何が起こったのか、見つめなおすことが必要です。
具体的な出来事よりも「だから自分はダメなんだ」という思いが大きくなってしまっていることがほとんどです。
現状を冷静に整理してみてくださいね。
カウンセラーと一緒に考えたい方はカウンセリングへ。