よく「カウンセリングって効くの?」ということを聞かれます。
薬が出るわけでもない、施術をするわけでもない、カウンセリングという行為。
いったいどんな根拠があるのかについて、お伝えします。
カウンセリングとは?
精神的な不調を病だととらえるようになったのは、産業革命以降です。
それまでは悪魔祓いや祈祷など、宗教的な視点で対処されることが多かったのですが、産業革命以降は科学的な対処がなされるようになりました。
精神医学と心理学が徐々に確立してきたのです。
精神医学では薬の研究や脳科学的な探求が進められ、心理学では心の成り立ちや心理作用について研究がなされてきました。
教育や精神衛生、または職業指導の観点で「人の心」や「適性」「メンタルヘルス」を担ってきたのがカウンセラーです。
現代のカウンセリング(1対1で対話を中心に進めていく)を形作ったのはロジャースという人物で、なんとなくみなさんが想像するようなカウンセリングの形ができました。
カウンセリングって何をするの?
結局のところ、カウンセリングは何が行われるかというとカウンセラーとクライエントの対話です。
「それって話を聞くだけ?」
「友達や上司に相談するのと何が違うの?」
そんな疑問がわいてくるかと思います。
カウンセラー=専門家への相談とそうでない人への相談では、話の聞き方が違います。
カウンセラーは多くのクライエントの傾向を知っているだけでなく、精神的な病理や人の心の動き、心の機能について知っています。
クライエントが話していることや何気ないしぐさの意味、それが表す病理を考えながら話を聞いているので、気持ちに寄り添ってくれる友人とも経験からアドバイスをくれる上司とも異なります。
話を聞き、ときには質問し、ときには一緒に考えながら、クライエントの悩みがどんな位置にあり、どうすることで解決するのか、ともに紐解いていくことができます。
そして、クライエントとともに悩みの解決についてポイントに気づいていくことができます。
カウンセラーとクライエントが一緒に解決への道を探していくことで、クライエント自身が解決方法に気づくことができるのです。
体験しないとわからない感覚でもある
ここまで、カウンセリングがどういうものなのかを書いてきましたが、「結局、効くの?」という疑問の解決にはなっていないかもしれません。
あなたの悩みに対して、カウンセリングが必ずしも有効ではないかもしれませんが、悩みのもとを整理することはできます。
気になる方はぜひ体験してみてください。
http://yozoracounseling.com/