先週、久しぶりに友だちとカラオケに行きました。
通勤時に音楽を聴くこともありますし、運動をしているときにBGMにしていることもたくさんあります。
みなさんはどんな音楽を聴きますか?
好きな音楽を聴いたとき、どんな気持ちになるでしょう?
今日は音楽が与える影響について、お伝えします。
音楽は刺激
音楽を聴くとどうして気分が良くなったり、興奮したりするのでしょうか。
それは連続した音を脳で処理し続けるからです。
連続した音として、情報処理が必要なのは①言語と②音楽です。
①言語は意味が通るようにまとまりのあるフレーズを聞き分けたり、話せるようになるために発音やイントネーションを覚えることが必要です。
②音楽は和音、メロディ、リズムの3つの要素から成り立ちます。歌詞がついてる音楽もありますが、言語との違いはインストゥルメンタルでも歌でも同様に音楽としてとらえられるところにあります。
言語と音楽の共通するところ
連続した音の刺激である言語と音楽は、脳での情報処理過程でも共通したところがあります。
言語を理解し、唇や舌を動かす、手話を生み出す際に使われる「ブローカ野」というところが反応するそうです。
まだまだ解明されていない部分もありますが、「連続した刺激を理解する」「どこかずれているところはないか感知する」という部分で、言語の理解と音楽の感じ方は似ているようです。
脳を使うということは
情報処理に脳を使うということは、障害があったりうまく言葉を話せなかったりしても、共通の理解をしている可能性があるということ。
認知症の方や寝たきりの方が、昔好きだった音楽を口ずさんだり喉を震わせて反応したりすることもあり、音楽は言語コミュニケーションに代わる手段としても有効になります。
単純に脳トレの効果も期待できますね。
音楽はブローカ野だけでなく、脳のいろんなところに作用するといわれています。
運動をするときに音楽を聴くことで、疲労感を示す信号を脳が感じにくくなるため、集中力が増すともいわれています。
リズムを認識するはたらきは、球技や陸上競技でその感覚をつかむときに役立つとも。
こころを豊かにするだけでなく、身体機能にも影響を与える音楽。
基本的には楽しむものですが、有効利用できるとよいなと思います。