こんばんは。
今日は、普段ご好評頂いている記事の内容について考えていました。
夜空カウンセリングのブログ読者のみなさまは、心の成り立ちというか、潜在意識について知るのが好きみたい。
・・・ということで、今回はあえて違う角度から心理学を考える「社会心理学」というジャンルについてお伝えします。
心の動きは社会が作る?社会心理学とは?
社会心理学とは、社会という集団の中で起こる個人の行動、集団の行動、人と人との相互作用・影響について考える学問です。
集団心理や社会現象を分析する際に用いられることが多く、「〇〇効果」という言葉の解説がよくなされています。
さて、そんな社会心理学おもしろさはどんなところにあるでしょうか?
夜空カウンセリングが選ぶ「おもしろい社会心理学」
社会とは2人以上の個人が影響を与え合っているまとまりのことです。
そこで起きる相互作用が社会心理学のおもしろさ。
例はこんな感じ。
①社会的促進
部活動や勉学など、そばに人がいることで作業や課題の成績が高まる現象のことです。
同じ作業をしている他者がいることで、成績がアップすることを共行動効果と呼び、他者が傍らにいることで社会的促進が起こることを観客効果と呼びます。
②社会的手抜き
集団で作業を行うとき、少人数や個人で同じ作業に取り組む時よりも成績が下がることです。
①と逆の現象のようで、どうしてそんなことが起こるのかと不思議になりますよね。
これは例を挙げると、神輿を担ぐときや綱引きをするときの心理です。主体的に行っていない人「手を添えるだけの人」がいますよね。
「自分がやらなくても・・・」
「自分が直接評価されるわけじゃないから、手を抜いてもいいか。」
そんな心理が働き、手を抜いてしまうのです。
③リーダーシップ
集団の中では様々な形でリーダーシップを発揮する人がでてきます。
他者に影響を与え、集団の目的達成に向けて効果的にはたらきます。
リーダーシップを発揮する人には個人的な特性は関係ないとされています。
集団の置かれた環境によって、どんなリーダーが誕生するかわからないのです。
人はなんらかの関係がある相手ではなくても、他者がそこに存在しているだけで行動に影響がでてしまうのです。
自分では気にしていなくても、社会の影響を受けている・・・そんなところに社会心理学の奥深さを感じます。
読者のみなさまも所属している集団を分析したくなるかも。
夜空カウンセリングのブログではそんな社会心理学のおもしろさもお伝えしていきます。
社会の中で自分がどんなアイデンティティを持っているのか気になる方は、カウンセリングもご検討くださいね。