みなさんは不安になることはありますか?
「事故にあったらどうしよう?」
「電車が止まったらどうやって帰ろう?」
人は不安に駆られることがあります。
不安ってなに?どうしてやってくるの?
人は未来に対して不安を抱くようにできています。
不安は危険から身を守るために存在しています。
未来の危機を察知して、危険を回避するために備わっているのが不安を感じる機能です。
では、なぜ不安がやってくるのでしょうか?
①自分でコントロールできないから
②対処法がわからないから
例えば、電車が止まってしまうこと。
それ自体は自分でコントロールできませんよね。
多くの人はいつも利用している電車が止まってしまったときの対処法を知っています。
別の路線に乗ったり、急いでいなければ少し時間をつぶしたりできます。
対処法を知らなければどうでしょうか。
いつ目的地に着けるのか?
永遠にたどり着かないのではないか?
このままここで死んでしまうのではないか?
大げさに思えるかもしれませんが、このような形で不安は大きくなっていきます。
不安にとらわれるのはなぜ?
対処法がわかっていれば、増幅することのない不安ですが、どうしようもなくとらわれてしまうことがあります。
病名でいうと不安障害という呼び方に。
大げさだとわかっていても、不安を止めることができずに苦しんでしまう病気です。
なぜ不安になってしまうのかではなく、なぜ不安にとらわれてしまうのかに目を向けましょう。
例でいうと、なぜ電車が止まることに不安を抱いてしまうのでしょうか。
やはり対処法を知らないからです。
もしくは知っていても実行する自信が持てないから、実行できないプランだからです。
別の路線で目的地に行けばよいと知っていても、別の路線に乗ったことがなければ新たな不安がやってきます。
電車が動くまで時間をつぶそうとしても、それでは家族に怒られてしまうかもしれません。
不安にとらわれず、適応していくには「不安だけどやってみる」ことが大切なのです。
やってみたら、意外と大丈夫だったということがほとんどです。
こうして慣れていくことを暴露療法といいます。
まずは不安にとらわれてしまう理由を探しましょう。
その相談にはぜひ夜空カウンセリングをご利用ください。