「期待してくれればもっと頑張れるのに・・・」
「どうして自分にまかせてもらえないのか?」
仕事に対して、こんな不満を持ったことはありませんか?
わたしは新人のとき、いつもそんな感じでした。
人材育成の上で大切なエンパワメントについてお伝えします。
人の持つ力を信じる概念3つ
①ストレングス
その人がもともと持っている強みのこと。
「丁寧」だったり「勤勉」だったり、「手先が器用」「鉄道に詳しい」など、その人の特性を強みと捉えられればなんでもオッケーです。
②レジリエンス
困難に直面したときに受け流したり、立ち直れたりするしなやかさのこと。
③エンパワメント
ストレングスやレジリエンスを発揮してもらえるように働きかけること。
強みを持っている人がいても、エンパワメントされる環境がなければ、埋もれてしまうこともあります。
部下を信じよう
若い、新人というのは先輩や上司からは頼りなく見えるもの。
余裕のない職場では、チャンスを与えてもらえないこともあります。
わたしも見た目が頼りなかったのか、当時の上司に気に入られていなかったのか、あまりあてにしてもらえませんでした。
エンパワメントに必要なことはこんな感じ。
①権限を与える
決断を任せてみること。
上司はサポート、フォローにまわることです。
②自信をつける
部下が成功したら、きちんと評価すること。
「あなたの力でできたんだよ。」と言うことが大切です。
③仲間を作る
個人では積極的になれない部下には、チームや相棒を作って相互作用を狙うのもアリです。
一番大事なのは、部下を信じて任せる度量を持つこと・・・だと思います。
いまとなっては、わたしもちょっと苦手かも。
他の力も必要
福祉の世界で働いていて、ちょっとなー・・・と思うのが、ストレングスとエンパワメント一本槍の支援者や管理職。
部下のストレングスを見極めたり、正しくエンパワメントするために、管理職には他のスキルも必要です。
「〇〇さんならできるって信じてる!」と言うだけなのは、エンパワメントではなく無責任というもの。
自分も部下も、スキルアップが必要なのです。