ひとりでいるよりは誰かといたいと感じるのが親和欲求。
ひとりでいる時間も好きなわたしには、なかなか理解するのが難しいですが、人にはそういう欲求があります。
今日はそんな親和欲求について。
親和欲求とは
心理学者のマクレーランドが提唱したのは「親和欲求」「パワー欲求」「達成欲求」の3つです。
これらのバランスが仕事において優れたリーダーになる条件に関係するとしました。
親和欲求という「人と一緒にいたい」「人と仲良くしたい」という欲求が強いと、チームを引っ張っていくリーダーとしては適性が低いそうです。
その他、心理学者のシャクターが行った実験では、恐怖を感じる場面において、人は誰かと一緒にいることを選びやすいそうです。
不安なときや怖いとき、人は誰かと一緒にいることでそれを和らげることができます。
神話欲求は恋愛における心理の解説で用いられることが多く、好きな人とお化け屋敷に行くと親しくなりやすいなんて言われています。
反対の働き「親和回避欲求」
夜空カウンセリングは恋愛相談には疎いので、親和欲求を用いた恋愛の説明にはちょっと懐疑的です。
このように1人でいたいという欲求は「親和回避欲求」といいます。
親和回避欲求を抱きやすい状況には下記のような例があります。
①疲れている
仕事や人間関係に疲れていると、それ以上の疲労を感じることを避けようとします。
人間関係でのストレスを減らしたいのかもしれません。
②精神的にショックを受けている状態
失恋した直後や親しい人との別れを経験したあとでは、自分自身の気持ちをうまくコントロールできないため、新しい人間関係を避けようとする人もいます。
③幼少期から人と過ごす機会が少なかった
ひとりっ子だったり自分のスペースが確保されていたりという状況だった方は、人と接する機会が少なくても、じゅうぶんに心が満たされているということがあります。
ここまで書いてみても、わたし自身は回避傾向かな…。
人と仲良くしたい気持ちも、避けたい気持ちも、自覚した上でコントロールすることが大切です。
まずは自分の傾向を掴んでみてくださいね。
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