アサーションって聞いたことありますか?
当たり前ながら心理学づけな日々のわたし。
一般的には浸透していない言葉なのかも・・・と改めて感じたので、今日のテーマに選びました。
コミュニケーションに自信はありますか?
コミュ障という言葉は1990年代から使われていたそうです。
ネットスラングとしての使用が多く、コミュニケーションが苦手という意味でつかわれ始めたのは2010年代。
総務省の調査では、コミュニケーションを苦手としている人は日本人の7割にも達するんですって。
思えば、わたしも学生時代には悩んでいたかも。
コミュニケーションのトレーニングで用いられるアサーション
アサーションとは「相手を尊重し対等な立場で自分の感情や要求を伝えるコミュニケーション」として、アメリカの心理学界で用いられるようになりました。
アサーションの特徴は、相手も自分も尊重し対等な立場で話すというところです。
実にアメリカっぽいですね。
アサーションのメリットは、相手を尊重し、意見を取り入れながらコミュニケーションをとることができるので建設的な意見交換ができるという点です。
また「自分の意見を言えなかった。」「相手の言葉をさえぎってしまった。」など、ストレスを抱えることも減少します。
コミュニケーションの3タイプ
コミュニケーションには3つのタイプがあります。
①攻撃型
相手の気持ちを配慮せずに、自分の言いたいことだけを優先して言うタイプ。
②受け身型
ノーといえないタイプ。人と対立することを避けたいと考えている人に多い。
③アサーティブ型
相手の立場や気持ちを尊重しながら、自分の意見を伝えることができるタイプ。
自分が①だという人はあまりいないかもしれませんね。②で悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
アサーションに大切なDESC
アサーションを実践したいときにはDESCを意識してみましょう。
例えば飲み会を断る時
D(Describe)客観的な事実を伝える
例「18時から会議があるから、難しいかもしれません。」
E(Express)自分の感情や意見を伝える
例「わたしももっと話していたいと思います。でも、今日は帰らないといけないんです。」
S(Specify)解決策・妥協案を具体的に提示
例「今日は難しいけど、明後日はどうですか?」
C(Choose)提案を実行した場合、実行しなかった場合の選択肢を提示
例「これから飲みに行くと、明日がつらいのですが、飲みに行かなければ、明日のランチはご一緒できそうです。」
自分の言いたいことも伝えつつ、相手も尊重した話し方になっていますよね。
Iメッセージも意識しよう
「”わたしは”こう思う。」という言い方にし、断定を避けるだけでもアサーションの第一歩になりますよ。
コミュニケーションが苦手な方もご相談くださいね。