― 自律神経の乱れと、ゆるやかな回復の話 ―
秋になると、なぜか気分が沈んだり、イライラしたり。
朝起きるのがつらくなったり、ふとしたことで涙が出たり……。
「どうしてこんなに不安定なんだろう?」
そう思いながらも、つい自分を責めてしまうこと、ありませんか。
わたしもこの秋、やらかしました。
小さなことに過敏になって、つい人にきつい言葉を返してしまったり。
あとで落ち込み、「ああ、あの時は余裕がなかったな」と気づく。
それも、自律神経の乱れからくる“秋の気分変動”だったのかもしれません。
秋に自律神経が乱れやすい理由
秋は、気温・気圧・日照時間の変化が大きい季節です。
朝晩の寒暖差、低気圧、日照時間の減少――
これらはすべて、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスに影響します。
交感神経が優位になりすぎると「緊張・焦り・怒り」が、
副交感神経が働きすぎると「だるさ・眠気・無気力」が出てきます。
つまり、秋の“メンタル不調”は心の弱さではなく、体の反応なんです。
「やらかし」を減らす3つのセルフケア
① 光を浴びる
朝起きたら、まずカーテンを開けて自然光を取り入れてみてください。
光が網膜を通して脳に届くと、体内時計がリセットされ、
セロトニン(幸せホルモン)の分泌が促されます。

② 温かい飲み物でリズムを整える
冷たい飲み物ばかりだと、内臓が冷えて自律神経が乱れやすくなります。
白湯やハーブティーなど、ぬるめの温度で“ほっとする時間”を意識して。

③ 「完璧にやろう」としない
気分が落ち着かないときは、やる気が出ない自分を受け入れることから。
“やる気を出す”より、“やらかしても立ち止まる自分を認める”ほうが回復が早いです。

「やらかした自分」を責めないで
気分の波があるのは、人として自然なことです。
秋はとくに、感情が動きやすく、内省も深まりやすい季節。
そんなときこそ、「乱れてるな」と気づけることが大事なんです。
自律神経のバランスは、意志ではコントロールできません。
だからこそ、自分を責めるより、整える工夫を。
好きな音楽を聴く、夜は少し照明を落とす、深呼吸をする。
どれも小さなことですが、心の波をやさしくなだめてくれます。
おわりに
秋の気分変動でやらかしたわたし。
でも今は、「やらかすほど頑張ってたんだな」と思えるようになりました。
この季節を、ただしんどい時期として過ごすのではなく、
「自分のペースを取り戻す季節」にしていけたらいいですね。
 
		 
		 
		 
		