みなさんは幽霊の存在を信じてますか?
わたしはあんまり信じていないですが、都合のいいときは信じるようにしています。
わたしが初めて、幽霊を意識したのは心霊番組ブームの頃でした。
1980~2000年くらいまで、今ではコンプライアンスにひっかかりまくりの心霊番組がたくさん放送されていました。
心霊写真のコーナーもかなりのブームになっていて、眠れなくなった夜もあります・・・。
今回は、心霊写真を信じない前提で、わたしたちが勘違いしてしまう現象をお伝えしていきます。
心霊写真を生み出す知覚
心霊写真によくあるのが、「顔が写り込んでいる!」というやつです。
これはシミュラクラ現象というもので起きています。
シミュラクラ現象とは、点が3つあると顔に見えてしまうという知覚による現象です。
SNSでみかけるのはこんな感じ。
顔に見えますよね。コンセントなんて、ちょっと不機嫌そう。
でも、これが心霊写真じゃないことは誰でもわかります。
シミュラクラ現象で説明しやすい心霊写真はこのようなもの。
木目が人の顔に見えるというのは、怪談でもよくありますよね。
心霊写真だけでなく、怪奇現象にも影響しています。
もうひとつはパレイドリア現象です。
パレイドリア現象とは、知覚したものを自分の知っているパターンに当てはめてしまう現象です。
例えばこんな写真・・・。
窓際、カーテンに人の顔のようなものが見えるといいます。
・・・見えなくもないけれど、カーテンの模様では?道の影では?
わたしたちの知覚はこんなところにも顔を見つけ出してしまうのです。
このように、体の一部が消えて見える写真もパレイドリア現象によって起こります。
パレイドリア現象は視覚だけではなく、聴覚にも起こります。
ちょっとした物音が自分の名前を呼んでいるように聞こえたり、叫び声に聞こえたり・・・。
聴覚のほうがわたしには身に覚えがありますね。
これらだけでは説明がつかないような心霊写真もあるので、すべて疑っているわけではありませんが・・・。
「ただの錯覚かも?」と思えば怖くなくなるので、怖いことが起きたときは錯覚だと思うようにしています。
みなさんは何を信じますか?