最近、眠れないんです。
明らかにストレス。いそがしさによるもの。
眠れないことに悩んでいても、そのメカニズムは知らない方が多いですよね。
今日はそれをまとめてみようと思います。
不眠とは?
たまに眠れないことなんて誰でもあるよね・・・と思う方のために、どこからが不眠なのかをお伝えします。
いわゆる不眠の状態は3つにわけられます。
①なかなか寝付けない(入眠困難)
ベッドに入ってどのくらいで眠りにつけますか?15分とか30分という人が多いのではないかと思います。
1時間、2時間と眠れない状態は入眠困難といえるでしょう。
②夜中に何度も目を醒ます(中途覚醒)
いざ眠っても、夜中に何度も目が覚めてしまうと熟睡感がありませんよね。
トイレに1度起きる・・・とかではなく、30分や1時間ごとに目が覚めてしまうのは不眠状態のひとつです。
③朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
どんなに早起きの方でも、目が覚めたら明るいという方がほとんどかと思います。
早朝覚醒の状態では、深夜帯から目が覚めてしまい、そのまま朝まで起きているという方が多いです。
このような不眠の状態が数日から1週間程度、一時的に続くこともあれば、1ヶ月以上にわたり続くこともあります。
1ヶ月以上続く慢性的な不眠では、精神科の受診を考えてもよいと思います。
なぜ不眠になるのか
不眠の大きな要因はストレスです。
ストレスを感じると体が緊張状態、覚醒状態になるため、リラックスして眠ることが難しくなります。
わたしが普段出会う精神疾患の方は、たいてい「眠れない」とおっしゃっています。
緊張状態が続いて、眠るきっかけもないようなところから不眠は始まります。
アルコールやタバコ、カフェインの摂取も眠りを妨げます。
タバコやカフェインは覚醒作用があり、アルコールは中途覚醒を引き起こします。
眠れないからといって、お酒を飲む人がいますが、アルコールの分解が進むにつれて覚醒が促されてしまうのです。
眠れなかったらどうすればいいのか?
①まずは生活リズムを整えるように意識しましょう。
朝起きて、夜眠るというリズムを崩さないようにします。
日中眠くても長時間のお昼寝はがまんしましょう。
②適度な運動とバランスの良い食事を
忙しいときほど食生活が乱れがちですが、食べ物を消化するためには交感神経のはたらきが必要です。
覚醒状態に近くなるので、眠れないときは消化のいいもの、お腹に優しいものを食べましょう。
③カフェイン、タバコとアルコールの摂取を控える
刺激物は避けましょう。
ストレスのもとは解決できるといいですよね。
お仕事であれば増員を頼むとか・・・。納期をずらすとか・・・。
生活習慣の見直しについてはぜひご相談ください。