嫌な自分は変わらない。葛藤について

葛藤

最近は歳を重ねることによって穏やかに、幸福になるということをお伝えしてきました。

ちょっと時を巻き戻して、若者の葛藤についてお伝えします。

青年期に起こる葛藤とは

人には欲求があります。睡眠や性的欲求、排せつなどに関する生理的な欲求から他者に愛されたい、認められたいという承認欲求までさまざまな段階があります。

欲求については、次の機会に詳しく触れたいと思います。

青年期とは15歳~25歳くらいのことを指します。

いわゆる若者の時期です。

ここで起こるのが、欲求のせめぎあいである葛藤です。

2つ以上の異なる欲求がせめぎあい、選ぶことが難しい状態を指します。

葛藤の種類

①接近ー接近

2つの欲求どちらにも肯定的な意見を持っている状態です。

あれもしたい、これもしたい・・・というところ。

②接近ー回避

2つ以上の欲求で正と負が同じ方向を向いている状態です。

お金は欲しいけど、働きたくない・・・みたいな感じでしょうか。

③回避ー回避

2つ以上の欲求で両方に負の感情を抱いている状態です。

仕事を休みたいけど、上司に怒られたくない・・・という状態。

このような葛藤を繰り返し、だんだんと欲求と現実に折り合いをつけていくようになります。

青年期の葛藤といえば「こんな嫌な自分を変えたい。」と様々な努力を重ねることにもつながります。

自分を変えることを自己変容と呼びます。

嫌な自分はなかなか変わらない

心理学的な研究では、自己変容がうまくいく人は30%程度とされています。

自分を変えたいと感じていても、変わらないことの楽さやメリットを感じていると自己変容には結び付きにくいのです。

対人関係も同様で、自分も相手もなかなか変わらないことを心に留めておけるとよいでしょう。

自分を変えるには、しっかりとした動機付けが必要だとされています。

また、変えられない自分を受け入れることも人格の成熟につながります。

みなさんは葛藤の最中にいるでしょうか。

それとも自分を受け入れたいと願っているでしょうか。

自分の欲求に気づきたい方は、ぜひカウンセリングを受けてみてくださいね。

http://yozoracounseling.com/

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