昨日から社会心理学について、お伝えしています。
社会や集団に関係することといえば、流行という現象。
心理学的にみるとどういう仕組みなのでしょうか。
流行という集合行動
流行は、あらゆる分野で起こります。
ファッション、音楽、髪型、キャリア形成まで。
流行とは「ある一定の期間、一定数の人たちが、同じ意図のもとで同じような行動をとること。そのように心理的に誘われること」です。
特徴を持った集合(若い女性、Z世代、40代男性・・・など)で、同様の行動が伝播されるので、集合行動という風にとらえます。
流行はそれを生み出そうとした組織や個人によって、意図的に生み出されるともいわれています。
流行に乗るペースはそれぞれ
流行の仕組みをとらえたとき、その流行にいつ乗るかには個人差があります。
流行をいち早く取り入れる「革新者」は全体の2.5%
比較的早い段階で取り入れる「初期採用者」は13.5%
それらに追随する「前期追随者」は34%
さらにそれに追随する「後期追随者」は34%
最後に「遅滞者」が16%
上記の割合で存在するとされています。
メディアによって同時期に情報が入っても、取り入れる割合は同じです。
人には「みんなと同じでありたい」という思いと「みんなと違うことをしたい」という両方の心理があり、それが流行を生み出し続ける源になっています。
みなさんは流行ものが好きですか?
わたしはほとんどの場合、後期追随者なんじゃないかと思います。
初期で流行を取り入れる人、流行を作り出す人はすごいですね。