この仕事をしているととにかくよく出てくる「ストレングスモデル」
みなさんはご存じでしょうか。
個人の強みに焦点を当てて、課題を乗り越えよう!というのが、ストレングスモデルです。
ずっと聞いていて、ちょっと飽きてきてしまったので、反対の概念もお伝えしていきます。
自分の強みを知ることができる「ストレングスモデル」
ストレングスモデルは、個人の強みやポジティブな特性に焦点を当て、それらを最大限に活用することを促進するアプローチです。
自分のストレングスを発見することが、大きなステップになります。
自分の強みを見つけることが得意ではない人が多いので、まずはこんな感じで強みを見つけてみましょう。
①自己評価
自分自身に対して客観的な評価を行うことが始まりです。
自分の得意なことや興味を持つ分野、楽しみながら取り組める活動に焦点を当てて考えます。
②フィードバックの収集
身近な友人や家族、同僚などに対して、あなたの強みや特徴について尋ねてみることが役立ちます。
周囲からのフィードバックは、自分自身では気づかない側面を知る手助けとなります。
③過去の成功体験の振り返り
過去に成功や充実感を感じた経験を振り返り、その成功の背後にあった要因や行動を考えます。
どのような能力や特性がその成功に寄与したのかを洗い出すことができます。
④興味や情熱の追求: 興味を持つ分野や活動を追求することで、自身のストレングスを発見することがあります。
趣味や関心事に時間を費やしてみて、そこでの自身の得意な側面を見つけるかもしれません。
ストレングスを発見したら、その強みを生かして課題を解決する方法を探していきます。
ストレングスモデルに飽きてきちゃった
わたしが仕事を通して感じてきたこと。
「誰にでもストレングスはある」そして「ストレングスを見つけることは誰でもできる」ということ。
まだストレングスが見つからないという方は、それを見つけるお手伝いもできます。
誰でも、とても素敵な強みを持っています。
でも、ストレングスモデルが浸透してきたからこそ、ウィークポイントは見逃されがちになっています。
改めて考えたいウィークネスモデル
ウィークネスモデルは、個人や組織の弱点や課題に焦点を当てるアプローチです。
主に問題解決や改善の観点から用いられ、現状の不足や障害を特定し、それに対処するための戦略を検討することを目的とします。
ストレングスに気づいたら、ぜひウィークポイントにも目を向けてもらいたいなと思うのです。
ウィークネスモデルの特徴は以下のとおり。
①認識と受容
まずは個人が自身の弱点や課題を認識し、受け入れることが重要です。
自己評価やフィードバックを通じて、自分の課題や不足を正直に見つめる習慣を身につけます。
②目標の設定
弱点を改善するために具体的な目標を設定します。目標は適切に明確化され、実現可能なものであることが重要です。
③アクションプランの策定
目標達成のための具体的なステップやアクションプランを立てます。
弱点を克服するための取り組みや練習方法を考えます。
④サポート体制の構築
弱点を改善するプロセスには支援が必要です。
友人、家族、メンター、コーチなどからのサポートを得るか、必要に応じて専門家に相談することも考慮します。
⑤ポジティブな意味づけ
弱点を改善することは、自己成長やスキルの向上に繋がるというポジティブな意味づけをすることが大切です。
そのプロセスを前向きに捉えることで、モチベーションを維持できます。
ストレングスを誰もが持っているからこそ、自分の弱さを知ってもらえたら。
どちらのよさも取り入れられるカウンセラーになりたいですね。