異文化間心理学を深堀りー異文化適応ー

異文化適応

最近、留学生さんと交流することが増えました。

仲良くなりたくて試行錯誤しています。

ただでさえ言語の壁がある中で、がんばっている彼らを応援したい。

そんな今日は異文化への適応について。

西洋と東洋

異文化適応のパターン

とある文化で成長した個人が、留学や亡命、移民などで異なる文化圏に移住した際、その文化に適応しようとすることがわかっています。

異なる文化と出会うことで、文化が変わっていくことを異文化変容と呼びます。

異文化変容を体験した個人は、心理的な側面でも行動面でも変化が生まれます。

それを異文化適応と呼びます。

個人には文化人格が存在し、そのどちらもアイデンティティを形作っています。

異文化適応のパターンは下記のようなものです。

①同化

元の文化を自分の中に残さず、新しい文化に身を置くことです。異文化に馴染んでいくことはできますが、元の文化は保たれません。

②離脱

新しい文化との接触を回避し、元の文化を守ることです。異文化圏でも、同じ文化を持つ人たちとコミュニティを持つ人もいますよね。

③統合

元の文化と新しい文化をうまく取り入れ、バランスをとっていくことです。

④境界化

元の文化とも新しい文化とも距離を置く状態。どちらの価値観を受け入れるのか、自分の中で葛藤している状態です。

どちらでもない状態を選んでいるともいえます。

異文化との出会いで起こるカルチャーショック

異文化適応までにはカルチャーショックの体験があるといわれています。

それまでの文化で会得してきたマナーや習慣、規範などが異文化圏では通用しないということを体感する現象です。

カルチャーショックを乗り越え、異文化に適応することで自信の向上やあいまいな状況への耐性の強化など、ポジティブな変化が訪れるとされています。

異文化の中では、どの適応パターンの人もいると思います。

互いの文化を尊重して、理解しあえるといいなと思います。

異文化で疲れた時にはカウンセリングを。

http://yozoracounseling.com/

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