お久しぶりです。夜空カウンセリングです。
みなさんはゲームをプレイしますか?
わたしは案外ゲームが好きです。
小さいころからゲームが友だちと言っても過言ではありません。
ゲーム好きのみなさんには、親御さんからたくさん叱られた方も多いのではないでしょうか?
今日は近年問題となっているゲーム依存についてお伝えします。
依存って何?そんなに深刻なもの?
スマートフォンの登場、SNSの流行で耳にするようになった「ネット依存」という言葉。
「1日中スマホを触っているかもしれないけど、別に依存ってほどでは・・・。」と感じる人が大半ではないでしょうか。
1日や2日、スマホを取り上げられたところでどうにかできるという人もたくさんいることと思います。
2019年にWHOが「ゲーム障害」を国際疾病分類に追加しました。インターネット、ゲームへの依存が病気だと判断されたのです。
ゲーム障害の特徴は?
ゲーム障害の特徴は、アルコールやギャンブルの依存症と似ています。
①朝起きることができない
②昼夜逆転の生活になる
③十分な食事をとらない
④使用を制限されると暴力的になる
⑤ゲームに高額な課金をしてしまう
これらの特徴によって、「出勤・登校できない」「仕事を失ったり退学してしまったりする」と大きな社会的影響が出ます。
よくない方向に向かってもやめられない理由
依存は脳に変化をもたらします。
「もっとゲームをしたい」「ゲームをすると気持ちいい」と感じるのが大脳辺縁系です。
通常、いきすぎた欲求は前頭葉の前頭前野という理性をつかさどる部分で制御がかかります。
依存状態の脳は、前頭前野よりも大脳辺縁系の働きが強く、より強い刺激を欲するようになります。
前頭葉の働きはとても大切で、委縮するとそれまでとは人が変わったように暴力的になったり怒りっぽくなったり、性的に歯止めが効かなくなったりします。
「やめよう」という脳の働きより、「もっと刺激を味わいたい」という働きが常に勝ってしまいます。
ゲーム障害になると何がいけないの?
抑えがきかなくなった人が直結する問題が暴力です。
脳の変化はわかっていても、依存症の方が発する暴言や暴力には何度も驚かされてきました。
かくいうわたしも、例外なく、小中学生の頃にゲームを取り上げた母に「やめろババア!」なんて言ったことがあります。
キレるというのはものすごいパワーですよね・・・。
ゲーム障害、依存状態になってしまうと、この暴言は家庭内に留まりません。部屋中のものを壊したり人間関係をだいなしにしてしまうほどにひどくなります。
ゲーム障害から立ち直るには?
ゲームをやりすぎかな?と感じているみなさん。
基本に立ち返りましょう。
①ゲームは1日1時間まで
②規則正しい生活をして、日中に活動する
③他人と会う機会を作る
深刻な状態でなければ、規則正しい生活からスタートしましょう。
ひとりが好きでも、なるべく人と会う予定をつくってください。
ゲームは趣味のひとつですが、どっぷりつかりすぎてはいけませんよ。
ゲーム以外の予定の入れ方がわからないという方は一度カウンセリングをご利用ください。