今日は野球観戦に行ってきました。
プロ野球を観戦するのは初めてでしたが、気になったのはメンタル面。
あんなに観客がいて、得点を期待されて、シーズン中ずっと戦うなんて・・・。
そう思ったら、アスリートのメンタルトレーニングのことが気になりました。
今日はスポーツメンタルトレーニングについて。

メンタルトレーニングの歴史
アスリートのメンタルトレーニングは古代ギリシャからあったようです。
古代オリンピックは紀元前6世紀から行われており、ギリシャを中心とした宗教行事でした。
当時のメンタルトレーニングは、勝利と神秘的な力を結び付け、神々への儀式を通じて勝利を祈るというものだったようです。
スポーツ心理学の元祖はアメリカのコールマン・ロバート・グリフィンです。
グリフィンは、1925年に『The Psychology of Coaching』という論文を発表し、これがスポーツ心理学に関する初めての学術的な論文とされています。
その後、彼はスポーツにおける心理的な側面に関する研究を続け、選手やコーチのパフォーマンスを向上させるための心理的なアプローチを提唱しました。

メンタルトレーニングのポイント
スポーツメンタルトレーニングでは、本番に最高の結果を出すために自分をコントロールしていきます。
ポイントは下記のような内容です。
目標設定
選手は明確な目標を持つことが重要です。これによってモチベーションが高まり、効果的なトレーニングと競技を行うことができます。
ポジティブ思考
ネガティブな思考パターンをポジティブなものに変えることが大切です。選手は自分自身に対して自信を持ち、成功を信じることがパフォーマンス向上につながります。
集中力と注意
選手は競技中に集中力を保つことが重要です。メンタルトレーニングでは、選手が不必要な思考や外部の干渉から気をそらすことなく、プレーに集中する方法を学びます。
リラックスとストレス管理
競技におけるプレッシャーやストレスは避けられませんが、それに適切に対処する方法を学ぶことが必要です。深呼吸、瞑想、プログレッシブ・マッスル・リラクセーションなどの技術を使用して、選手はリラックス状態を維持し、ストレスを軽減します。
イメージトレーニング
選手は競技を実際に行う前に、頭の中で成功体験をイメージすることで、自信をつけることができます。これは実際のパフォーマンスにポジティブな影響を与えることがあります。
アウトカム志向
パフォーマンスを向上させるためには、結果だけでなくプロセスにも焦点を当てることが重要です。選手は自分のパフォーマンスを改善するための戦略やスキルを磨くことに意識を向けます。
チームビルディングとコミュニケーション
チームスポーツでは、メンバー間のコミュニケーションと信頼関係の構築も重要です。メンタルトレーニングでは、選手同士が協力し、助け合い、共に成長する方法を学びます。
改めてみてみると、項目数が多いですね・・・。
アスリートの本番は1回きり(大会によって違うかもしれませんが)ですから、メンタルトレーニングは欠かせないわけですね。
一般人にもメンタルトレーニングは必要
最近は、アスリートだけでなく、一般の方のウェルネス(健康的な生き方)にメンタルトレーニングを役立てようという動きがあります。
わたしがカウンセリングをする中でも、ネガティブに考えることが習慣化している方や周囲のプレッシャーに耐えられず、つらい思いをしている方がたくさんいらっしゃいます。
アスリートほどタフではなくても、メンタルトレーニングを取り入れたい場面は多々ありますね。
わたしもちょっと勉強してみようかなと思います。