あけましておめでとうございます。
新年から大きな災害が起こり、被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
久々のブログは大河ドラマが人気の理由について。
今夜から、「光る君へ」が放送されていますね。
好きなキャストさんばかりなので、1年間楽しみです。学生時代は受験のために、あさきゆめみしで必死に源氏物語を理解しようと奮闘していました・・・。
展開を知っているからこそ見てしまう
歴代大河ドラマの視聴率ランキングはこちら
1位 1987年 独眼竜正宗
2位 1988年 武田信玄
3位 1989年 春日局
4位 1964年 赤穂浪士
5位 1981年 女太閤記
みなさん、お気づきかと思いますが、戦国自体か江戸時代が人気なんですよね。
最近は女性主人公や近代史の作品も数多くありますが、なかなか視聴率は振るわないようです。
あんなに勉強した日本史ですが、わたしは戦国時代も江戸時代も何度見ても覚えられません。
人の脳は予測マシーン
人の行動は過去を記憶することとそのデータをもとに予測をすることで成り立っています。
反射などもありますが、ちょっと割愛。
自分の経験を長期的な人生プランに役立てることもあれば、投げたボールがどこへ飛んでいくかなど短期的な予測にも使っています。
記憶力には個人差があり、また年代によっても差がみられます。
グラフで見ると記憶力は30代後半をピークに下降していきます。
しかし、思い出や知識などの長期的な記憶は70代を超えても保持されているのですよ。
何度も映像化されていて、ファンが多い戦国時代や安土桃山時代はどの年代でもまんべんなく知識を蓄えている時代なのです。
わたしですら、織田信長と豊臣秀吉と徳川家康の順で天下統一がなされていったことくらいは忘れようもありません。
大河ドラマは安心する
全く新しいストーリーの作品を1年間通して視聴するには、毎週欠かさず放送を見て、登場人物を記憶し、先の展開を予想しながら過ごさなくてはなりません。
もちろん、そういう楽しみ方の作品もあるのですが、すべての人がそんなに労力を費やせるかというとそうではありません。
大河ドラマは「これまで何度も映像化されてきた」「人生の中で触れたことのある」展開だからこそ、集中力を切らさずに1年間楽しむことができるのです。
ストーリーを追うことに労力を使わないからこそ、豪華なキャストの演技や美術、衣装、ロケ地など、他の部分に目を向けることができます。
また人は見たことのあるもの、予測のつくものに安心感を覚えます。
経験した内容が成功だったのか、失敗だったのか、またそれに自分が快感を覚えたのか、不快感を覚えたのか知っているためです。
不快な内容ならば避けることもできます。
自分が楽しめることを知っているストーリーだからこそ、見ようという気持ちになるのですね。
戦などの見せ場がないので、平安時代のヒット作品は少ないのですが・・・。
今年の大河ドラマの行方が楽しみです。